ファイターズ
2021/10/07 14:45

ミスターベガスカジノapp 《岩本勉のガン流F論》 上沢の投球バランスは球界屈指

オリックス打線を7回3安打1失点に抑えた上沢

素晴らしい投球だった。上沢は立ち上がりこそ、先制を許したが、その後はまったく危なげのないピッチング。破竹の勢いで迫ってくる首位チームを黙らせた。

上沢の投球スパチンコ ダイナムはきれいなフォーシーム、フォークボール、そしてスパイクカーブと「縦系」を駆使する。幅がないのではなく、自身が表現する最大値に向かって、いかに組み立てていくかを常に考え、出した答え。アウトの積み重ねで一回を抑え、その延長が試合をつくり上げていく生粋の先発投手だ。

また、ストライクの奪い方や打者の打ち取り方を含めた投球バランスは、現在の球界を見渡しても屈指。同一リーグでは楽天・岸と双璧。決して力投型ではなく、しら~っと凡打や併殺を重ねていく。三振をガンガン奪うことは圧巻だが時に疲れにつながる。いかにマイペースに相手を引き込めるかが鍵であり、バトンを受けたリリーバーの負担軽減やリズム構築にもつながっている。

あの大けがを思うと自己最多に並ぶ11勝を挙げたことは称賛に値する。また、今の上沢は投じる1球、マウンドでのしぐさ1つがすべてメッセージとなって若手に語りかけている。厳しい状況が続く今季だからこそ、その重みが伝わってくる。(本紙評論家)